Appleは、18日新型「MacBook Air」を正式に発表した。価格は104,800円(税別)から
外観上の大きな変更はないが、16インチMacBook Pro同様に新型のシザー構造のキーボードである「Magic Keyboard」を搭載している。Touch Barは非搭載となり当然のことながらファンクションキーについては物理キーが搭載されている
チップセットについては、Inetel Coreシリーズの第10世代が搭載され、上位モデルではクアッドコアが選択可能となった。ストレージについては250GBから選択可能となっている
CPUカスタマイズでクワッドコアが選択可能、ストレージは最大2TBまで拡張可能
今回のアップデートに際して、CPUのカスタマイズが可能になった。基本構成ではデュアルコアIntel Core i3 1.1GHzまたはクアッドコアIntel Core i5 1.3GHzとなっているが、カスタマイズプションとしてTurbo Boost使用時に最大3.8GHzで稼働させることができる、クアッドコアIntel Core i7 1.2GHzが選択できる
GPUについては、Intel Iris Plus Graphicsを搭載している。Appleによるとグラフィックスの処理能力は80%向上しているらしい
ストレージは、最小256GBからで最大2TBまでのPCIeベースのSSDが選択可能。メモリは8GBの3,733MHz LPDDR4Xオンボードメモリを標準搭載とし。最大16GBに拡張が可能
外部出力ポートは「Thunderbolt3」ポートが2つとなっているが、「MacBook Air」としては初めて最高6K解像度の外部ディスプレイ出力をサポート対応となった
今回のアップデートについて
今回のアップデートについて、一番気になったのは価格だ
新旧を比較してみると
- MacBook Air(2019) 125GB 119,800円〜
- MacBook Air(2020) 256GB 104,800円〜
なんとストレージ容量が倍になったにもかかわらず、15,000円も安くなっているのだ
ストレージ容量を考えると、15,000円以上値下げされてと言ってもいいだろう。これで「MacBook Air」の立ち位置が価格的に「MacBook」シリーズのエントリー機らしくなってきたと言える
ただこうなってくると「13インチMacBook Pro」の立ち位置が微妙になってきた
というのも、13インチMacBook ProとMacBook Airの性能と価格のバランス崩れてきたからだ
・13インチMacBook Pro最小構成 159,800円
第8世代 1.4GHz クアッドコア Intel Core i5 8GB 2,133MHz LPDR3 256GBストレージ
・MacBook Air 114,800円
第10世代 1.1GHz クアッドコア Intel Core i5 8GB 3,733MHz LPDDR4X 256GBストレージ
こうしてみると、Touch Barの有無と多少モデルによるCPUの差があるとはいえ13インチMacBook Proがえらく割高にみえてしまうのだ
このままでは13インチMacBook Proの存在意義が問われる気がしてならない。そういったことからAppleは早い時期に13インチMacBook Proのアップデート版を発表するかもしれないので、急がなければ「MacBook Air」に飛びつかず、「13インチMacBook Pro」のアップデートを待ち比較して購入するほうがいいかもしれない