Appleは現地時間5月26日、「macOS Catalina 10.15.5」を正式にリリースした
「macOS Catalina 10.15.5」ではMacBookのバッテリーヘルス管理機能が搭載された
この機能は、MacBookの充電の仕方を調整し、バッテリーの科学的劣化を防ぐことを目的としており、「macOS Catalina 10.15.5」にバージョンアップすると自動的に稼働する
その他には、グループFaceTime通話で発言中の人のビデオタイルを自動的に目立たせる機能を制御するオプション、およびPro Display XDRに搭載されている補正機能を微調整するためのコントロールが導入され、Macの安定性、信頼性、およびセキュリティも向上する
macOS Catalina 10.15.5の対応端末
macOS Catalina 10.15.5が対応するのは下記の端末となる
macOS Catalina 対応端末 | |
MacBook | 2012年モデル〜 |
MacBook Air | 2012年モデル〜 |
MacBook Pro | 2012年モデル〜 |
Mac mini | 2012年モデル〜 |
iMac | 2012年モデル〜 |
iMac Pro | 2017年モデル〜 |
Mac Pro | 2013年モデル〜 |
基本的にMacBookシリーズについては2012年モデルより対応となっている
macOS Catalina 10.15.5 リリースノート
バッテリーの状態管理
- Macノートブックのバッテリー寿命を最大限に延ばすのに役立つ、バッテリーの状態管理機能を追加
- “省エネルギー”環境設定パネルにバッテリーの状態が表示され、必要な場合はバッテリーの修理サービスが推奨されます
- バッテリーの状態管理を無効にするオプションを追加
詳しくは、次のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/kb/HT211094
FaceTimeの“自動的に目立たせる”設定
- グループFaceTime通話で自動的に目立たせる機能を制御できるオプションを追加。参加者が発言したときにビデオのタイルサイズが変わらないようにすることができます
Pro Display XDRの補正の微調整
- Pro Display XDRに搭載されている補正機能を微調整するためのコントロールを追加。ホワイトポイントと輝度を調整することにより、独自のディスプレイ補正目標値に正確に一致させることができます
バグ修正及びその他の改善
- “リマインダー”で繰り返しのリマインダーの通知が送信されないことがある問題を修正
- ログイン画面でパスワードを入力できないことがある問題に対処
- アップデートのインストール後にも“システム環境設定”の通知バッジが消えない問題を修正
- ビデオ会議アプリケーションの使用後に内蔵カメラを使おうとすると内蔵カメラが検出されないことがある問題を解決
- Apple T2セキュリティチップを搭載したMacコンピュータで、内蔵スピーカーが“サウンド” 環境設定にサウンド出力デバイスとして表示されないことがある問題に対処
- Macがスリープ状態のときにiCloudフォトライブラリからメディアファイルをアップロードおよびダウンロードする際の安定性の問題を修正
- RAIDボリュームに大容量のデータを転送するときの安定性の問題を解決
- “アクセシビリティ”環境設定で“視差効果を減らす”設定をオンにしていても、FaceTimeグループ通話でアニメーションの動作速度が遅くならない問題を修正
一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。
このアップデートについて詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/kb/HT210642
このアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/kb/HT201222