Apple製品の的確な予想で知られる、Ming-Chi Kuo氏だがその予想によるとAppleは2020年前半に新型のiPad ProやMacBookProを始めとした複数の製品を発売する予定だとしている
その製品は以下のように予想している
- 4.7インチiPhone
- iPad Pro
- MacBookPro
- 紛失防止タグ(UWBタグ)
- ハイエンドヘッドフォン
- ワイヤレス充電マット
4.7インチiPhone
このなかで一番の注目はやはり、4.7インチiPhoneだろう。このiPhoneはiPhoneSEまたはiPhone8の後継機とされており、現行のiPhone11シリーズよりも低価格で購入することができる
このiPhoneの名称を始め様々な情報が出ているが、現時点ではiPhone8がベースとなり、4.7インチ液晶ディスプレイでホームボタンを有したTouchIDを採用する
プロセッサについてはA13チップを搭載ることが濃厚で3GB のメモリーを搭載する
価格については399ドル(約45,000円弱)になると思われる
新型iPad Pro
iPad Proについては、2018年に現行モデルが発売されて以降アップデートが実施されていないが2020年前半にアップデートされて発売するものと思われる。大きな改良点は、背面カメラが3Dセンシングが可能となりカメラもトリプルカメラになると予想されている
新型MacBook Pro
従来MacBook Proは画面サイズが2種類用意されてきた。2019年末に15インチモデルがベゼルを狭くすることにより大画面化を図り16インチとしてアップデートされた。順当に考えると、2020年上半期に13インチモデルのアップデートがきてもおかしくはない
15インチモデルと同じように13インチモデルもベゼルを狭くし画面を大型化し14インチとなる可能性は大いにある。またこのモデルでは16インチモデルと同じように、キーボードがバラフライ式からシザー式に変更されると思われる。またescキーについても独立するものが採用されそうだ
紛失防止タグ
以前よりAppleがUWB(Ultra Wide Band)を利用した紛失防止タグを開発していると噂にはでていた。すでに市場にはTileのような製品が出ているが、Appleも独自に開発を進めているという
紛失防止タグとは、財布やキーホルダーなどにつけておくことでそれらのものの位置をデバイスで確認することができるというもの。これをAppleがどのように仕上げてくるか非常に興味深いところだ
すでにiOSの内部コードに記載があるため、Appleが開発しているという噂になっており真偽のほどはわからないがKuo氏によると2020年前半には発売されるとのこと
ハイエンドヘッドフォン
現段階ではBluetoothをサポートするということ以外は不明。Kuo氏は以前にワイヤレスおアーバーヘッドフォンの発売を予測したが実現には至っていない
今回予想されているヘッドフォンについてはAppleからではなく、Beatsから出る可能性もあるという。何をもってハイエンドとするかは様々な意見もあると思うが、Beatsが昨年発売した「Beats Solo Pro」のアップデート版である可能性が濃厚だ
小型ワイヤレス充電マット
少々驚いたのがこれだ。昨年Appleはワイヤレス充電マット「Air Pwoer」の開発を断念したと発表していたからだ。しかしAppleは水面下で開発を進めていたのだろうか
一部予測では、2021年発売のiPhoneではLightningコネクタさえ廃止され、無線充電になるという情報もある。そうなるとこういった充電マットの必要性は俄然高まるのでAppleが開発をすすめていたとしてもおおかしくはない
Kuo氏の予測では、「Air Power」よりも小型であるとだけの情報しかないが2020年前半の発売となると今後の情報から目が離せない
最後に
2020年も前半に発売する注目の製品が多数発表される見込みだが、現在中国の武漢を中心に広がりを見せている新型コロナウイルスの影響を受ける可能性があるという。現在より更に拡大する恐れがある場合には、新製品の生産発売に遅れや延期が出ることもあるというので、このあたりの情報からも目が離せない。一刻も早い沈静化を願うばかりだ