米映画制作会社・配給会社であるMGM(メトロ・ゴールドウイン・メイアー)社がAppleやNetflixに対して会社の売却をを検討していることがCNBCにより明らかとなった
Appleも会社の買収について交渉していることについては認めているが具体的な話は進んでいないとしている
MGMの企業価値とAppleのメリット
MGMは有名なところでは「007シリーズ」や「ハンニバル」、新しい作品については「ドラゴン・タゥーの女」などの作品を制作している。またかつて一斉を風靡した「ロッキー」や「マッドマックス」といった作品のライセンスを保持している
このような有名な作品をかかえながらも、2010年に破産の危機を迎えて以降幾度となく買収が話題になっており、特に昨年末にはウォール・ストリート・ジャーナルなどの各種メディアが売却を報じていた
現時点での明確な売却先は不明だが、WSJやCNBCはAppleやNetflixなどが最有力候補としている
その最大の理由が、最近の映像配信ザービスの台頭にあるとしている。特にAppleについては昨年「Apple TV +」を開始しており、すでに数々の賞を取るようなコンテンツがあるとはいえ、まだまだ目玉となるコンテツが少ないということは否定できない。そこでMGMの持つ強力なコンテンツを独自配信することができれば、他の映像配信サービスとの差別化につながると考えるのは自然なことだ
CNBCによると、MGMの企業価値は100億ドル以上ともいわれれているが「Apple TV+」の今後を考えると決して高い買い物ではないと思う