iOS13.2が配信開始　iPhone11シリーズでDeepFusionが利用可能になりAirPods Proに対応

10月29日、Appleは「iOS13.2」を正式にリリースした。前回のiOS13.1.2の配信から1ヶ月といった短いスパンでのアップデートなる

注目すべきはAirPods Proへの対応。アクティブノイズキャンセリング（ANC）に対応したコントロールセンターを用意

iOS13.2ではiPhone11シリーズに内蔵されている「A13Biobic」に搭載されたNeural Engineを使用した高度な画像処理機能「Deep Fusion」が利用可能になった。この機能は、写真のノイズや細部を最適化し写真の品質を向上させるもので、明るさが足りないときの写真に自動的に適用されるもののようだ

Siriについても強化されており、音声の録音をアップルと共有することを拒否することのできる設定が用意された。さらに、Siriのメッセージ読み上げ機能にも対応された。この機能のおかげでiPhoneのロックを解除せずにメッセージを読み上げてもらい、音声で返信するということが可能になった

その他多数のバグの修正やその他の改善もされており、サードパーティー製アプリでパスワードが自動入力できない場合があることなどの問題が修正されている

iOS13.2　リリースノート

iOS13.2　リリースノート

iOS 13.2では、iPhone 11、iPhone 11 Pro、およびiPhone 11 Pro MaxでA13 Bionic搭載のNeural Engineを使用して、低照度の場所で取り込んだ画像の質感と細部の表現を大幅に向上させ、低ノイズに仕上げる高度な画像処理システムDeep Fusionが加わります。また、絵文字のアップデートと追加、AirPodsでの着信メッセージ読み上げ機能の導入に加え、AirPods Pro、HomeKitセキュアビデオ、HomeKit対応ルーター、および新しい”Siriのプライバシー”設定にも対応しました。このアップデートにはバグ修正と改善も含まれます。

カメラ

iPhone 11、iPhone 11 Pro、およびiPhone 11 Pro MaxのDeep Fusionで、A13 Bionic搭載のNeural Engineを使用して、様々な露出の画像を複数取り込み、ピクセル単位で解析を実行し、各画像の良い部分を合成することで、中から低照度の場所で取り込んだ場合でも質感と細部の表現が大幅に向上した低ノイズの写真を生成
iPhone 11、iPhone 11 Pro、およびiPhone 11 Pro Maxの”カメラ” Appからビデオの解像度を直接変更することが可能