先日、NHKスペシャルを見ていたらなんでも、「クフ王のピラミッドに未確認の巨大な空間が発見された」ととてもわくわくする番組があった
今回の発見は数年前から始まっていた「スキャンピラミッド」計画の産物である
スキャンピラミッド計画とは
この巨大なピラミッドは石の建造物であることは周知のことだが実はその内部はほとんど解明されていない
そこで最新の技術を用い、ピラミッドをスキャンし内部構造を突き止めようとしたものがこのスヤンピラミッド計画である
国際プロジェクトとなっており日本を始めフランス・エジプト・カナダを中心としたチームで偏されている
スキャンする方法は、サーモグラフィーによる表面温度計測・ドローンによる形状計測・そして一番の注目はミューオンによる透視
ミューオンによる透視とは
ミューオンとは、素粒子のことである
簡単に言うと、硬い物体を通ると減少ていく性質がある
レントゲン撮影をイメージしてもらうとわかりやすいだろう
レントゲン撮影では、透過したものは黒く移り、骨などの透過したところは白く写っている
これを応用して、ミューオンの変化で内部構造をスキャンしようというのがこの方法である
この方法を名大の森島博士が率いるチームでは特殊なフィルムを使って計測
また高エネルギー加速器開発機構はセンサーを使って計測
この二段構えでの計測となった
発見された空間とは
今回発見された巨大な空間とは、「王の間」の上に位置しその大きさは約30メートルとされていて第2の巨大回廊ではないか注目を集めている
ただ現段階ではこの巨大空間が地面に対して平行なのか、斜めになっていて通路のようになっているのかまでは把握するに至ったいない状況である
巨大な空間があることは判別できるが、レントゲン写真のように精細に映るわけではないので内部の構造に至っては未だ判明していない
これからの調査に期待
今後については、この巨大空間の調査が更に進むことを期待したい
ただし、歴史的建造物であるこの巨大ピラミッドの今後の調査については難航すると思われる
簡単に言うと、この巨大空間にアクセスする通路がないため、調査隊が入ることができないのである。入るためには中を掘削して通路を確保しつつ入っていかなければならないが、エジプト政府の許可や安全を確保した上での作業となるとまた月日を要するこは明白である
しかしながら、4,500年前に建造されたこの謎だらけのピラミッドに現代の技術でまた新しい発見につながる足がかりができたことは非常に興奮するできことである
今後の調査の結果に注目したいところである
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