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メルペイとorigami payの全株式取得 キャッシュレス業界再編か

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23日、株式会社メルカリの子会社である株式会社メルペイが株式会社origamiの全株式を取得することが発表された。これにより株式会社origamiの決済サービスである「origami pay」「メルペイ」に統合されることとなった

origamiは、2016年に決済サービス「origami pay」の提供を開始し「origami pay」の加入店は累計で8万店舗に達している。特筆すべきは2018年に全国256の信用金庫の中央機関である信金中央金庫と資本業務提携を行い、地場に根ざしたことを強みとしている各地方の信用金庫のネットワークを利用し地方の中小企業へのキャッシュレス推進を図ってきた

一方のメルカリは2019年に決済サービス「メルペイ」を開始。サービス開始から1年を経過していないが2019年10月時点での利用者は500万人を突破している

メルペイ origami pay統合の背景

メルペイは言わずとしれた、メルカリの子会社。メルカリの知名度を武器に業務の拡大を図っていた。しかし2019年突如として発表された、ヤフー・LINEの統合だろう

もともとメルペイは、NTTドコモ・KDDI・LINEとともにスマホ決済に関する加盟店アライアンス「Mobile Payment Alliance(モパ)」を結んでいた。しかし先に述べたようにLINE・ヤフーが統合することによりこのアライアンスは事実上破棄された形になった

大きな資本を背景に大型キャンおえーンを次々と打ちだす「Pay Pay」。若者を中心として拡大していく「LINE Pay」。スマホ決済サービスはこの2社連合に軍配が上がったようにも見受けられる

そんななかメルペイが目をつけたのが「origami pay」だ。地方の信用金庫とのネットワークをもつ「origami pay」は個人消費者向けとはまた違った顧客をターゲットとすることができる。ここに「メルペイ」の現状打破への活路を見出したいのだろう

ヤフー・LINEの一人勝ちにさえ見えるスマホ決済サービスの市場において今後の「楽天Pay」の動向も気になるところだ