先日行われた、Appleのspecial eventは通常とは大きく流れの変わるものであった。発表の前からハードウエアやソフトの発表がされるということはこれまでになかった流れである。昨今ではこういったイベントで発表されるハードウエアについては、事前にリーク情報が多数あり発表の場ではリーク情報と実際に発表されるハードウエアがあっているかどうかの答え合わせのうよな様子を呈していた。
しかしながら今回はイベントの前にiPad AirやiPad miniそしてAirPodsといったハードウエアはイベント内ではなく事前にしかもサプライズ的に発表されイベント内では触れらることはなかった。(事前から噂されいたAirPowerの発表がなかったのは残念だが)
このことは、Appleがハードウエアメーカーからソフトウエアを中心とした起業に軸足を移しつつあることを示唆しているのかもしれない。世界的にもスマートフォンは成熟市場に入ってきておりAppleの世界的なシェアも中国・韓国の企業に追い越されている。そんなかでシェアを伸ばすには、ハードウエア単体ではなく、ソフトウエアやサービスを展開しハードウエアとの相乗効果をアピールし一般の人々の生活の中に溶け込みそして日々の生活をよりよくしようそいう原点に立ち返ったような印象を受けた
発表された4つの新しいサービス
Apple News+
まずはApple News+
月額9.99ドルで使用することができ、家族追加料金無しで使用すことができる。もともと展開されていた「Apple News」を拡張したようなサービスとなっており様々なジャンルの雑誌を300紙以上読むことができる。また特徴的なのが、雑誌だけでなくオンラインウェブメディアのプレミアムコンテンツも一部読むことが可能となっている。
ただ残念なのは日本でのサービス開始は予定されていないようだ
Apple Card
次は「Apple Card」
ゴールドマン・サックスとマスターカードと協力しクレジットカードを発表した
なんとこのカード、カード番号さえも記載されていない。CVVセキュリティコードも、有効期限も、シグネチャー欄もない。必要であれば「Wallet」内で確認することができる
基本的にApple Payでの使用を想定しておりカードには、AppleのマークとICチップそして所有者の名前が記載されているだけのシンプルなカードだ。しかもチタンでできている。これほどまでに持つだけで高揚感を得られるカードがいまだかつてあっただろうか。
またこのカードで支払いをした際には、どこで何にいくら使ったのかをマップで表示することも可能なようだ。
ただしこのカードも日本でのサービス展開については言及されなかった。政府が推し進めるキャッシュレス化への起爆剤になるとは思うが、政府機関との調整もひつようだし国内の抵抗勢力がだまってるかどうかというのも気になるところだ
Apple Arcade
そして、「Apple Arcade」
オンラインゲームの定額サービスとなる。定額料金などは未定のままだか、今年の秋から100以上のゲームが150の国と地域でサービスが展開されることが決まっている。
この「Apple Arcade」は当面App Storeの中に組み込まれて展開されるようだ
Apple tv+
そして最後に「Apple tv+」
定額制の動画配信サービスだ。iPhoneやiPadでも視聴することができMac用のアプリも今秋発表予定となっている。100カ国以上でサービスが展開されるとが決まっているが具体的な値段や地域については未定のままとなっているが日本でも提供される可能性はかなり高い
オリジナルコンテンツも提供されるようで、あのスピルバーグ監督がSF小説を題材にした作品を準備していることを明らかにしたほかジェニファー・アニストン、J・J・エイブラムスなどの大物たちもオリジナルコンテンツの提供を発表している。
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